ふるさとと、支え支えられるひと

私にはふるさとがない。
今の実家に越す前に住んでいた、自己形成に一役かった生まれ故郷はもう誰とも連絡が取れない状態。
今の実家があるところは自分の暗い面を映し出すだけだから嫌いだ。
東京に居て、厭なことも沢山沢山あるけど、或る意味自分で居られるような気がするし、何も考えなくて良い時間が持てる気がする。
困難な状況に置かれている今、支えてくれる人が欲しい。
だけど、必ずその人に迷惑を掛けてしまうと思うと、気が気でないのではと思う。
それに自分と歩幅を合わせられる人なんて存在するのだろうか。
しないと思うから哀しくなるのだけど、その存在に対する希望的観測はとどまる事を知らない。
ドント・リーヴ・ミー・アローン。独りにしないで。その恐怖は私を傷つける。
リーヴ・ミー・アローン。放っておいて。独りにして。大切な貴方を傷付けたく無い。